Live 世界の Cyber攻撃を見る

これは世界中のサイバー攻撃の様子をリアルタイムで可視化した純国産のページです。情報ソースは24万アドレスからなるダークネット、青がTCP(主な通信手順)、赤がUDP(別の通信手順)です。ダークネットとは「インターネット上で到達可能なIPアドレスのうち、特定のホストが割り当てられていないアドレス空間」のこと。IPv4のアドレスは約43億(2の32乗)通りありますが、その全てにホストコンピュータが割り当てられている訳ではありません。ダークネットはその使われていないアドレス群のこと。ホストが割り当てられていなければ、ダークネットに対してパケットが送信されることはない筈ですが実際にはダークネット上で相当数のパケットが観測されています。多くは不正な行為・活動に起因するものです。
理由は「ランダムに偽造した送信元からのDoS攻撃」「 ワームやウイルスの自動拡散」「攻撃者やマルウエアによるアドレス空間スキャン(脆弱性のあるターゲットを探すため)」「さまざまなボットネットの活動」など。つまり、ダークネットのトラフィックを分析することで、サイバー攻撃やマルウエア感染の大局的な傾向をリアルタイムに捉えることができる。その攻撃の様子を可視化したものがこれですが、こうゆう動きが好きな人は世界の主要なサーバー攻撃を可視化した→ こちらのサイトが参考になります。PCに詳しくない人にはお勧めしません。

 → もう一つの可視化の風景=地球の風 

 サイバー用語「サイバーテロ」 
ネットワークへ不正侵入、システムを改ざんしたり情報を盗み取るだけのレベルから、今では鉄道や電力、水道、ガス等の社会インフラを狙い、インフラを破壊するサイバーテロが発生しています。

更にコンピュータ・セキュリティの専門家がスマホのアプリを使って民間航空機を乗っ取ることができると発表したことも大きな話題となっています。全てのものがネットにつなが「IoT」時代になればその恐怖ははかり知れません。

被害事例として有名な「日本年金機構」の例(2015年6月)では、日本年金機構の年金情報管理システムサーバーが外部の不正アクセスにより情報漏えい。年金加入者の個人情報が約125万件流出しました。流出した個人情報項目内訳は■基礎年金番号、氏名(流出件数 約3.1万件)■基礎年金番号、氏名、生年月日(流出件数 約116.7万件)■基礎年金番号、氏名、生年月日、住所(流出件数 約5.2万件)です。

日本年金機構の福岡市内オフィスで職員がメールに添付されているファイルを開封した際にPCがウイルスに感染し、このPCから機構LANに接続され細分化された複数のフォルダから情報を抜き取られたとされています。

その他の事例は→ こちら