陶酔 / Academia

機関車だって夢を見るに違いない。そんな空想少年と夢少女の空想の影絵です。
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機関車トーマスの夢  うっとり探偵団「アカデ ミアサロン」 Academia Salon by Uttori Tanteidan 


朽ち果てつつあある機関車の残骸。背景が変わると物語も変わります。機関車トーマス「だった」ものが、空想少年に語りかけます。「今はこんな汚れているけど、昔は”ソドー島”を自由に駆け巡っていたんですよ。でも今、何故こんな広い場所にいるのか判らないないんです。私は夢を見ているんでしょうか?」・・・空想少年は答えます。「おまいは迷子になったのさ。”ノース・ウェスタン鉄道”なんて紛らわしい会社名をつけるから、アメリカ鉄道会社とすり替わったのさ。でも心配ない。今は錆び付いてるけど、もうじき生き返って銀河鉄道になるんだ。だからこうして待っているのさ」「本当ですか?じゃあキリコみたいな夢少女も乗るんですね?」「あいつは地平線を走っている汽車に乗るつもりだ。女は気が短いからな。何しろおまいが銀河鉄道になるのは明日なのか70年後なのか判らない。時刻表なんてないのさ」「そんないつどうなるか判らない”出発”を待っているなんて・・・」「心配しなくていいさ。自分も空想少年”だった”ものだからな」・・・そんな空想の痕跡を鉄道少年”だった”「うっとり探偵団」が探検します。

ここで「機関車トーマス」を知らない人のためにWikipediaで説明すると・・・和名正式名称「きかんしゃトーマスとなかまたち」とは、1984年からイギリスで放送が始まった1番ゲージの鉄道模型を使用して撮影される人形劇、現在はコンピュータを使用して制作されるCGアニメーションとして放送されている幼児向けテレビ番組である。シリーズは断続的にも長期的に放送されており男児向けコンテンツとしては世界的に知名度の高い作品である。さらに幼年向け番組でありながら、撮影において使用される鉄道模型の緻密さなどから、観点別で幅広い世代に評価されている。イギリスのアイリッシュ海に浮かぶ架空の島ソドー島に敷かれたノース・ウェスタン鉄道で働く、顔と意志を持った蒸気機関車や車両たちと、それに関わる人々を描く・・・。

再び”だった”トーマスと空想少年の会話。「でも銀河鉄道なら北十字星から南十字星まで天の川を走るんでしょう?自信ありませんよ!石炭もないし・・・」「大丈夫さ。天の川を走るだけが銀河鉄道じゃあない。おまいが走るのはアメリカの大平原。その夢の跡を巡るのさ」「夢の跡って?」「アメリカには朽ち果てた街や駅が沢山ある。奴らは要らなくなるとすぐ捨てる。そんな廃墟には透明な空気が流れているだけ・・・人間の”道具”だったものが”物質”に戻っていく場所なのさ」「何か哲学的ですね」「というか”今”繁栄している場所より”かって”繁栄していた場所の方が酸素がたっぷり・・・別のギャラリーにはそんな映像があるぞ。」「もしかしたら化石から動き回っている恐竜を空想する楽しみと同じなのかも・・・」「機関車のクセによく判っているな。想像世界の方が人間に力を与えるのさ」「そうか!石炭にこだわらないであの太陽からエネルギーをもらって走ればいいんですね!」・・・こうしてトーマスは新たな仮想世界に蘇ります。