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■雨のオランダ坂 昭和22年
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司馬遼太郎のいう「痛々しいまでの高揚感」で成し遂げた日本の近代化は、同時に「列強」という魔性に取り憑かれた時代でもあります。冷静・獰猛に獲物に迫る「列強の本性」を理解することなく無謀な太平洋戦争に嵌り、挙句、原爆を落とされて無条件降伏。そしてあっという間の復興。大威張りできる話ではありません。何かを失って得た結果だからです。昭和の残響の中に失われた情念の痕跡があります。
一炊の夢。昭和の情景・昭和の情念
文化も音楽も風土の産物です。童謡から戦時歌謡まで昭和の旋律はどこか甘く切ない哀愁が漂います。「夢」という文字に「イ」を添えるだけで「儚い」と読ませる。草露を見て「夏草や 兵どもが 夢の跡」と詠む。「特攻」を「清華」と讃える・・・風土が作り出した日本人の感性には滅びの美学が潜んでいるのかも知れません。我々が戦争に反対するのは平和主義者だからではなく、日本人が戦争に向かない体質と美意識の持ち主だからです。そんな魔性を感じる昭和の残響です。