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悪魔の咆哮。噴火バール

悪魔の咆哮のように溶岩を吹き上げるチリ・中部アンデス山脈のVillarrica火山。古代の人類が見た最も強烈な光景だった筈で、無意識の奥底に潜む悪夢の原風景に違いありません。その火山の基になった「噴火」という言葉は、ローマ神話で火と賃金の神ウルカヌス(ギリシア神話ではヘーパイストス)に由来します。日本で volcano の訳として「火山」の語が広く用いられるようになったのは明治以降です。